牛革の特長とおすすめポイント
丈夫で耐久性が高いと人気の牛革ランドセル。人工皮革(クラリーノ)にしようか牛革にしようかと悩まれている方必見!牛革ランドセルのオススメポイントをご紹介します。
目次
牛革の特徴とおすすめポイント
高級感がありしっかりとした生地が特徴の牛革には魅力がたくさんあります。特徴とおすすめポイントを項目ごとにまとめたので順番に見ていきましょう。
丈夫さと価格のバランスがいい
牛革の一番の特徴は、丈夫さです。ランドセルの革の種類には人工皮革(クラリーノ)、牛革、コートバン、牛革があります。革の丈夫さは、コードバンの方が牛革よりも上ですが、コードバンは馬のおしりの皮を使用しているため大変貴重で、価格にすると牛革ランドセルの倍の値段です。そう考えると牛革ランドセルは価格と丈夫さのバランスがいいと言えます。
耐久性の理由は繊維の違い
牛革の耐久性を人工皮革(クラリーノ)と比較すると、牛革は硬く革に重みがあり、人工皮革(クラリーノ)はしなやかで軽いという特徴があります。これは、革の繊維の違いが大きく関係しています。
天然素材である牛革の繊維はコラーゲン層と呼ばれる際深部まで繊維が立体的かつ緻密に絡み合った構造が続いています。この構造により牛革は硬く重みのある皮になっています。このことから牛革ランドセルは、跳ね返す力が強く、型崩れしにくく耐久性のあるランドセルであるといえます。
高級感とセンスのよさ
シンプルだけどセンスの良さが光るデザインのランドセルが多いのが牛革ランドセルの特徴です。シンプルなデザインが多い理由の1つには、牛革は人工皮革(クラリーノ)に比べて硬くしなりにくいため凝ったデザインへの加工に向いていないというマイナスな理由があります。
その為、刺繍が少なくシンプルな形のランドセルが多いのですが、シンプルな形だからこそ牛革の素材の良さが強調され高級感を感じることができます。
使うほどに味が出る
牛革ランドセルの良さは天然素材だからこその手触りや風合いを確かめることができることの他に、使うほどに革が馴染み表情が変わってゆくという点にもあります。
牛革ランドセルを探されているお客様の中には、ご自身も牛革の鞄や小物を愛用されていて、使い込むほどに手に馴染み自分好みに変化していく様を、子供にも感じてもらい、ランドセルに愛着を持ってほしいという願いがあってという方が多くいらっしゃいます。
6年間毎日使うからこそ大切に扱うということを学ぶには牛革ランドセルはピッタリな相棒かもしれません。
牛革のデメリットは?
おすすめポイントの多い牛革ですが、デメリットの部分もありますのでその部分もふまえてご検討ください。
重さと価格
牛革ランドセルはクラリーノランドセルに比べ、革繊維の緻密さからずしりと重く、また天然素材のため価格も人工皮革に比べると高価です。
色やデザインが少ない
牛革は硬くしなりにくいため、縫製が難しく限られた加工やデザインのものでないと製造できません。また天然の素材のため、革に色をつけることが難しく、人工皮革(クラリーノ)のような鮮やかで豊富なカラーバリエーションを出すことは難しいです。
撥水性が弱い
表面に撥水加工が施されている牛革ランドセルがほとんどですが、それでもクラリーノランドセルに比べて撥水力にかけてしまいます。
牛革は革の特色から水を表面から吸い込み、革の内部は繊維が絡み合っているため、一度水を吸ってしまうと排出することが困難になります。
こうなると繊維が緩み革がふやけて柔らかくなり強度がなくなってしまいます。また、濡れたままで放っておくと、変色やカビが生えることもあります。
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